モてる時期2
土曜日、11時PM,学校より帰宅。
専攻しているHospitalityと言う学科は、簡単に言えばウェイター修行と、その業界にかかわるあらゆる事;アルコールや職場における法律、各部門、役職の役割、プロのベッドメーキングとテーブルセッティング、ナプキンの畳み方などを学びます。オーストラリアのTAFEカレッジの様に、職業訓練校はその業種の即戦力を育成する場なので、実践が多く座学は少ないです、特にココは。生徒を、”タダで都合良く使えるWorkforce”だと思っているので・・。
学校の敷地内にレストランと寮の様なホテルがあり、その会議様の会場で年に一回の全教師をフィジー中のこのカレッジの枝校から集めてのFunctionがあり、それに給仕する為駆出されたのでした。
仲いい、もうすぐ卒業する、半年前に始めた先輩クラスの連中とPracticalで共に働く、初めで最後の機会になりました。せっかく仲良くなったのに残念。わたくし、10代後半の女子と非常に仲良く出来ます。
今日は色々と考えました。日本とフィジー、自分と日本。自分と一般の日本の感覚・常識etc。
日本では触る=セクハラ的な訳で触らぬが仏状態ですが、わたくし、専らスキンシップを支持・並びに全くもって信じています。既にこの時点で日本の流れに沿っているか怪しい所。”節度”の自覚があれば、触れ合いはMust・必須です。特に自分の場合。これ無くして距離は縮まらず。当然相手をちゃんと選んでますが。嫌な人にする訳もなし、してプラスも無し。
今日は60人の客に食事や飲み物をそれぞれ聞いて廻りましたが、感謝な事に好感を持って頂いた様で、気に入って頂けたようでした。男女問わず。
何故、僕が、ある種目立つかと言うと、校内唯一の黄色人種で単に肌が周りより白い、と見かけの理由以上に、「礼・お辞儀」が出来るのが僕だけだからです。他の普通の日本人よりも様になってる筈です、何故なら、何年もの空手の稽古で培われたものだからです。歩き方や姿勢も同様。先日、整体か何かをしているここの人に聞かれた事。「何か武道、空手とかしてる?」。彼は僕の歩き方を見てそう感じたそうですが、これは正解です。何処を歩くにも、空手の間合いが常に頭にあります。左構えなので、特に左の蹴りがすぐに出せる感じで歩いています。なのでこう言う、日本で身に付いたものが目立つ理由の一つ。
あと、特に学校の女子に髪について良く聞かれるので「何で?」と聞くと、流行の髪型だからだと判明。「レイザーカット」と言うらしい。しかしこちら、もはや思い出せない位前から自分で切っているので、レイザーだかなんだか・・。しかし日本人のストレートの髪質は良く見える様です。ちなみに日本では月1万円の育毛剤を使っていましたが、こっちでは300円の天然オイルがあり、確かに効果はあるようです。Vatika Oil。日本では入手不可だろうなぁ・・。
フィジーと日本は正反対です。経済を取れば、世界2位、貨幣価値世界3位の日本と、もはや下から数えられるフィジー。しかしながら、マンゴーが道になっていて、土地も余っていて、自然そのものの野菜の栄養価は日本の人工栽培の何倍なのがフィジー。一長一短です。
日本では「知らない人に付いて行かない、人から物を貰わない、又あげたり分けたりせず自分のものは自分で買う個人主義」ですが、こっちはその逆。知らない人が車を止めてそれに普通に乗るのがここです。何かあげると誰でも何でも貰います。
まず、日本は物が溢れ過ぎ。絶対超過現象です。対してこちらは無さ過ぎ。日本でただで配ってるティッシュや新聞広告、皆無です。
だからこっちの人は貰うのかな?しかし、では個人的にどちらがいいか。程度は当然あり、実際フィジーのシステムは特に金の問題を常に生み出していますが、対して日本の方法はどうかと言えば、個人主義で冷た過ぎ。貰わない、と言う事は心理的にその人を疑っている訳です。「貰うと何か裏があるから貰うな」と。結果としてコミュニケーション、触れ合い、温かさが残るのはフィジーの仕組みです。実際店員でも誰でもこっちでは本当にすぐに親しくなれる。プライベートと仕事を公私混同しない、なんて、こっちでは混同しまくってます。「家においで」が普通であり。わたくしは、限度と程度の条件の下、後者を取ります。性格的に誰とでも何でも話す方が合っているので。
僕は誰よりも日本的なものを尊重しているつもりです。書いた空手にしろ、日本語における資格も持っているし、日本語に対する拘りもあります。特に誤字。「回る」と「廻る」の使い分けがなってないなんて有り得ません。全く違う漢字と意味なので(でも日本語をこの2年、たまに書く程度で全く話していない今は日本語の正確さについて全く自信無し+PCでは誤字だらけ・・)。しかし、だからこそ西洋かぶれした連中や、あーだこーだと海外の良さを口走る輩が大嫌い。率直に、「お前ちょっと待て。あんたは日本の何を知ってるの?日本人しか出来ない事、何を身に付けてますか?」書道・弓道・茶道etc、海外で聞かれて披露出来るレベルの日本由来のものを見に付けた上でなら未だ日本や海外を語れるでしょう。「日本人のルーツを聞かれて答えられますか?何故日本語に3種類の文字があるか、外国で聞かれて説明出来ますか?」
これらがフィジーと言う発展途上国に約2年居て、日本人に対して感じる事です。
アイデンティティーは海外で大切です。例えばフィジー人はみんなそれぞれ自分の村や伝統の踊りが出来ます。
そうそう、こっちでは子供の教育が本当に厳しい。小学校入学前から子供はほうきを持っています。男女共に料理出来ない人は本当に少ない。特に女子は母親に料理を叩き込まれます。これは絶対正しい。日本人としてそう思います。わたくし、正直、料理の経験ほぼ皆無、ただ今27才。デザートを焼けるからマシか、と思いたいが、いやいや違うな・・。料理は本当にしたいです。料理の学校に通う事を一時期考えた位。でも金払って学ぶなら、家で子供の頃から学ぶのがいいに決まってる訳で。特にこっちではココナツを使うので、そのScrapeの仕方等スキルが要ります。「料理の出来る男は格好いい、出来ない女は恥ずかしい」、僕の価値観です。
今晩のFunctionの後、帰る間際、Serve;給仕した一人のゲストの方にわざわざ僕の仕事振りについて感謝の言葉を頂きました。実はこれまでも「良くやっている」と特に評価された事があり、それで考えた。ウェイター経験も無い僕が、何故ここまで出来るのか。それはやはり日本出身だからです。と言ってもウェイターのレベルの話ではなく。日本は苦情大国です。何年も食品系の生産に携わっていたのと、又自分自身、誰よりも細かいクレーム人間だったので、それは良く分かります。日本では些細な事へのクレームに創業100年の会社が潰されるのは珍しくありません。厳し過ぎ&細か過ぎ。しかし、だからこそ、そんな超々繊細な感覚の国でウェイターやその他を見てきた為、この国で働く時、その感覚が活きる訳です。日本で食品について問題になるクレーム、8割以上、間違い無くここフィジーでは問題無い扱いでしょう。フィジーは鈍すぎ、日本は細か過ぎ、その真中辺りが丁度いいとわたくし感じます。来た当初は「それが客に対する態度か!」とよく思ったものです。レジ係がつり銭を投げる、客の無視して他の店員と話している、買い物をしても有難うもない、上から物を喋る、平気でよその店で買えば、と言う等。今ではすっかり慣れる、と言うか慣れざるをえず、気にならなくなりましたが。こっちも金を放る様になったし・・。
日本では「お客様」と言いますが、この「様」は最上級の冠詞ですね。「客」の次に来る「お客さん」を通り越えて「様」になる。お客さんでいいと思います。お客様、だと客が強過ぎ。お客さんで丁度いい。
流石に今日は疲れました。Nadi townは危ないと良く聞くので、遅くに通るのは嫌ですね。まぁいい汗をかきました。学校モードだと常に体力など節約してますが、一旦「働く」となると現場モードになります。なので不条理な事については誰に対してもキレます。しかし、やはりここまでやる事にあまり意味を見出せず。土曜日に夜中まで。学業があるんでね、2つのカレッジの提出試験が。働けばPassって話ならまだ分かるけど。
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